専門家の声(前編)
水素風呂入浴で期待される健康効果
毎日の快適な入浴は疲労回復と心身のリフレッシュに有効で、体が温まると血液循環もよくなります。
血液循環が良くなると栄養物質や酸素の供給、老廃物質の排泄が促進されます。
39~41℃程度のぬるめのお湯でゆっくり温まると疲労回復が早まりますが入浴による血液循環や新陳代謝の活性化の効果と共に、熱ショックタンパクも誘導されるので感染、疲労などで傷ついた細胞も修復されます。
お風呂に全身を漬ける日本人の習慣に気がついて、お風呂の中で「水素」を発生させることにより、天然温泉のような優れたお湯を作ります。 このようにお風呂に入ることで皮膚から直接「水素」を体内にとり入れる方法へと進化したと言えます。
この水素風呂の中に発生した分子状水素ガス(H2)による酸化ストレスなどの軽減効果が加わると、身体の回復力や自然治癒力が相乗的にすこぶる高まることが考えられます。
近年、世界的にも水素の医療応用の研究が急速に進んで、疾患モデルでの実験や、メタボリック症候群など人間における臨床試験での水素分子の有効性が報告されています。
特に、水素は活性酸素の中でも生体にとって最も有害なヒドロキシラジカルを消去し、生体防御や細胞機能に重要な働きを持つスーパーオキサイドアニオンラジカルや過酸化水素などの活性酸素の働きを妨げないことも明らかになっております。
水素ガスの多くは極めて小さいナノバブルなので体内のどこにでも容易に浸透する理想的な抗酸化物質と言えます。
世界に類を見ないお湯の中にナノバブルの分子状水素ガス(H2)を大量に発生させることで身体に有効な水素風呂が可能になったことになります。
水素が人体の皮膚から容易に体内に入っていくことが分かったのは1991年頃で、人体の皮膚は何ものも通さない丈夫なバリアを有しているのですが水素だけはこの皮膚バリアを透過して体内に入ることが明らかにされました。
水素は飲用だけでなく、呼吸や皮膚を通してどこからでも吸収され、「湯治」として古くから利用されてきた温泉にも、水素が豊富であることが判明しつつあります。
特に、水素ガス(H2)の大きさは、多くがナノレベルと小さいため皮膚が行う肌呼吸によって効率よく吸収され、空気中に発生した水素も、呼吸を通じて肺から体内に吸収されます。
つまり、水素のお風呂に入っているときは、肌と口の呼吸で水素を同時に体内へととり込んでいることになります。
次回、水素風呂による効果が期待できる効能について述べてみます。(後編へ続く)
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