LUNA SEAのSUGIZOさん、世界初の水素コンサートへ
日本を代表するロックバンドLUNA SEAのギターリストSUGIZOさんが初の水素コンサートを開催されました。
10年以上前から、再生エネルギーや自然エネルギーに関心を持ち、取り組んできたというSUGIZOさん。
「その前までは地球を汚す人でした。それまでの生き方を反省しました。子供が生まれたことが大きい。もっと、世界をきれいにしておきたいと思いました」と、興味を持ったきっかけを明かしました。
この水素燃料電池コンサートの実現は2月に行われたクールジャパンのイベントで、同席した自民党・福田峰之衆院議員に「燃料電池をコンサートの電力供給源にできないか」と相談したところから、検証実験などを経て実現したもの。
ちょうどその時期にLUNA SEAが結成記念日である5月29日に日本武道館で『LUNA SEA The Anniversary 2017 5.29 日本武道館』を控えていたため、そこでの実現に成功しました。
とはいっても世界初の試みであり、ライブ決行日に予期せぬ事態が起きては困るため、今回は実験的にSUGIZOさんの弾くギターと物販エリアだけに絞ることに。
電源供給方法はSUGIZOさんのギターにはホンダから提供された水素燃料電池車から行い、物販エリアにはホンダとトヨタの水素燃料電池車からそれぞれ水素を補充した車から電源供給を行いました。
音が出なくなるというアクシデントもなく、クリアな音でのライブとなり大成功を納めました。
アンコールでSUGIZOさんは「きょうは水素の恩恵を受けまして、お届けしております。環境や地球によいエネルギーで最高のロックパフォーマンスができるように、これからもまい進してまいります」と宣言。会場から割れんばかりの歓声を浴びました。
水素エネルギーでの電源供給で、エレキギターを弾いたSUGIZOさんは「一般の電気よりもはるかにクオリティーが高い。
電線を通さないピュアなエネルギーだから劣化やノイズがない。エネルギーに関心がないアーティストでも音を聴けば、これはいい、使いたいと思うはず」と力説し、水素エネルギーのすばらしさを強調。
今回はSUGIZOさんのギターのみ水素エネルギーを活用したが、いずれはメンバー全員が水素で演奏する事も計画中だそうです。
水素燃料電池は水素と酸素によって発電し、二酸化炭素が発生しないため、兼ねてから環境に優しい次世代のエネルギーとして注目されています。
だんだんこうして水素が発展していく事は素直に嬉しいですし、今環境に気をつける事は未来の環境にも大きく関わってくることだと思います。
SUGIZOさんは「実験には必ずリスクが伴う、いずれはすべてのコンサートがこうなるべき」と主張しています。
このように先頭にたって行う勇気とそれを広める勇気、SUGIZOさんは本当に素晴らしい方だと思いました。
今回のコンサートは今後のコンサートが水素燃料電池で行われるであろう大きな一歩だったのではないでしょうか?
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